養豚産業の歪みはどこにあるか

養豚関連産業に従事している黒木です。 年の初めなので、ここ最近の業界の流れを自分の視点で記します。 投資用語でアービトラージ(裁定取引)という専門用語があります。これは、たとえばAという株式が不当に安く取引されているときに、安く買って、値段が…

交渉事の進め方

養豚関連産業に従事している黒木です。 交渉事は1対1が基本です。たとえば取引先との交渉の場合、先方の上司や他部署の人間などがでてくる状況は、まず交渉事のクロージングにほど遠い状況でしょう。自分で判断できないため、様々な立場の人間に同席してもら…

TPPと2国間協議

養豚関連産業に従事している黒木です。 日本国内ではTPPを推進するようですが、アメリカのトランプ新大統領はTPPに反対です。TPPが成立しなければ2国間協議になるだろうとの見通しがあります。これは養豚産業にとっていい話でしょうか、よくない話でしょうか…

会社になぜ広報の仕事が必要なのか

養豚関連産業に従事している黒木です。 それなりの規模の会社になると、会社に広報部(PR)があることも多いでしょう。広報部がなくても、会社には広報の仕事を担当している人がいます。今なら、プレスリリースの作成やホームページの作成・更新、メディアや…

ニーズとシーズ

養豚関連産業に従事している黒木です。 この業界でも、各種商材の売り込みは盛んです。設備や飼料、薬などなど。新製品ともなれば、積極的な売り込みがあります。必要と思われるものは購入するでしょうが、不要なものまで購入する農家はほとんどないので、苦…

老人と薬

養豚関連産業に従事している黒木です。 養豚と薬は切っても切れない関係です。豚は基本放し飼いされているわけではなく、豚舎というそこまで広くないスペースで生活しており、当然、各種病気のキャッチボールをする可能性が高いです。たとえば、満員電車にイ…

TPPが成立しなかった場合

養豚関連産業に従事している黒木です。 トランプ米大統領が誕生します。そのこと自体も驚きですし、さまざまな議論が噴出しています。私が気になっているのは、トランプ勝利を日米のマスコミの、おそらくほとんが予想できなかった点です。このような分析力で…

転職の心得

養豚関連産業に従事している黒木です。 転職を一度もしたことがない人は、昨今珍しいかもしれません。新入社員が3年で3割辞めるといわれ、また、リストラなど、望まないのに転職活動をせざるを得ないケースもあります。高度経済成長の時代ならともかく、今の…

芸能人が記者会見を開く理由と薬品メーカーの欠品対応

養豚関連産業に従事している黒木です。 今年に入り、薬品メーカーの欠品は非常に増えているようです。代替品のある薬品はともかく、代替品のないワクチン類などは大きな影響を与えます。一刻も早い欠品解消が望まれるのはいうまでもありません。 この状況で…

多産系と希少系

養豚関連産業に従事している黒木です。 昨今トピッグスやダンブレッドといった多産系の種豚が話題を集めています。年30頭離乳を超える農場がぞくぞくと誕生しており、生産成績が劇的に改善しているようです。生産者の関心は非常に高く、多産系の導入をすすめ…

大きな農場と小さな農場

養豚関連産業に従事している黒木です。 養豚場にはさまざまな規模の農場があります。大規模農場もあれば、中規模・小規模農場もあります。働くとしたらどの規模の農場がいいでしょうか。 一般論としては、大規模農場(組織)のほうが人間関係などトラブって…

抗生剤の未来

養豚関連産業に従事している黒木です。 先日バイエル薬品からバイトリルワンジェクトという面白い注射薬が発売されました。従来からあるバイトリルという抗生剤の高濃度バージョンです。 一見、従来品の濃度を濃くして、それにあわせて他の成分を多少調整し…

薬品メーカーは最終的に何社程度になるのか

養豚関連産業に従事している黒木です。 オリックスの微研、フジタ買収に端を発した薬品業界の再編ですが、最終的に何社程度になりそうでしょうか。ここではまったく無責任に予想をしてみたいと思います。 この業界、薬品メーカーの数は多すぎると私は感じて…

自分を変えたいとき

養豚関連産業に従事している黒木です。 今日は養豚から離れて書きます。 日常生活は毎日の繰り返しです。素晴らしいことかもしれませんが、飽きます。退屈を打破するとき、どのような策があるでしょうか。新しい趣味を始める、行ったことのない店に入ってみ…

養豚場の経営者になってみる

養豚関連産業に従事している黒木です。 農家戸数が減り続けています。総戸数は5,000をきっており、今後ますます減るでしょう。小規模農家は減り、他方、拡大意欲のある農場による大規模化が増える。国内の総母豚数は90万頭ほどで変わらず、、といった流れは…

生産者の視点、獣医師の視点

養豚関連産業に従事している黒木です。 この業界では、生産者と獣医師は協業して関係を築いていきます。いい豚をより多く出荷するために生産者は注力し、獣医師は疾病のコントロールの観点からサポートします。経営者兼獣医師という生産者もいますが、多くは…

人材の募集

養豚関連産業に従事している黒木です。 養豚業界は人材の募集に苦労する業界でしょう。いわゆる3K職場としてとらえられることも多く、もともと人材募集は難しいことの一つです。他業種より1割、2割高い給与で募集して、なんとか応募者がでてくる、といった…

メーカーの悪と悪いメーカー

養豚関連産業に従事している黒木です。 最近、薬の欠品が多いようです。また、欠品が多いだけでなく、欠品期間も長くなっているように感じます。生産者サイドにとっては大変な迷惑を蒙ることになり、できるだけ早く欠品を解消するように努力するべきであるの…

高級豚肉と普通の豚肉

養豚関連産業に従事している黒木です。 養豚農家にとって、自農場の豚肉をブランド化するか、一般に流通する豚肉にするか、最初の判断があります。高付加価値を目指して、いろいろお金をかけてブランド化しても、コストに見合う価格をつけてもらえるか、わか…

薬の通販

養豚関連産業に従事している黒木です。 個人的な話ですが、最近いろいろなものをamazonなどの通信販売で購入しています。生鮮食料品などはスーパーで買いますが、かなりの物を通販で購入しています。とりわけ服などは、しつこい接客が面倒なので、zozoが便利…

価格と価値

養豚関連産業に従事している黒木です。 昨今、価格より価値、などという話が聞かれます。物を売るさいに、価格競争でなく、価値を追求するというものです。しかしながら、この比較はよくわかりません。価値とは定性評価のこと、価格は定量評価です。定性評価…

養豚場売買マッチングサイト

養豚関連産業に従事している黒木です。 養豚経営において、顕著な傾向は規模拡大する養豚場が増えてきたことでしょう。戸数の減少がある一方、規模拡大を目指す農家も増えています。既存の養豚場に新しい豚舎を建てる経営者もいますが、他の養豚場を買収する…

メーカーによる薬品の直売

養豚関連産業に従事している黒木です。 養豚業界では、基本的に医薬品メーカーの直売・直送は行われておらず、メーカー→卸→生産者という流通ルートになります。卸が介在するということは、手数料が発生しています。当然、卸が介在しないほうが、薬品は安くな…

嫁さがし

養豚関連産業に従事している黒木です。 この業界には、他の業界同様、さまざまな課題があります。TPPによる安い豚肉の流入、人口減少による消費減、PEDのような伝染病・疾病、臭気対策、、なかでも後継者の嫁さがしは、深刻な課題といえます。当事者にとって…

豚肉の輸出は可能か

養豚関連産業に従事している黒木です。 TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)を踏まえて、豚肉の輸入だけでなく、輸出という話題がでてきました。ざっくりいえば、TPPとは関税の撤廃による同盟国間の貿易活性化のこと。この業界に引き付けていえば、もちろんメ…

オリックスはどこまで買収するのか。

養豚関連産業に従事している黒木です。 オリックスが製薬会社の京都微研についで、ジェネリックメーカーのフジタ製薬を買収したのにはびっくりしました。今後TPPが批准され、動物薬を他国の市場で販売する好機になると考えているとの報道がありました。 …

儲かっている農場

養豚関連産業に従事している黒木です。 儲かっている農場とそうでない農場はどこで分岐するのでしょうか。 まず前提として、普通に養豚場を経営すれば、それなりに食っていける業界だろうと思います。牛ほどでないにせよ補助金もあるし、どの程度機能してい…

経営者と獣医師の距離感

養豚関連産業に従事している黒木です。 最近は獣医師を活用する養豚場がやや多くなったように感じます。これまでの指示書をもらう獣医師のみならず、コンサルを依頼する獣医師の活用です。二人三脚で農場成績安定化を試み、成功されている農場も多いでしょう…

アメリカから学ぶもの

養豚関連産業に従事している黒木です。 アメリカのPED(豚流行性下痢)はだいぶ治まってきているようです。夏に向けてウィルスの活動が弱まったのか、詳細はわかりませんが、まずはそのような状況です。 それにしても、2年ちょっと前に突如大流行したPEDに、…

有給休暇と人材募集

養豚関連産業に従事している黒木です。 日本では有給休暇を取りづらいという話があります。これに対し、欧米では、夏休みなどに2週間以上の長期休暇を取得してリフレッシュするという話もあります。休暇の取得という点では、日本は欧米各国に大きく遅れてい…