難しい話を難しく話す人

養豚関連産業に従事している黒木です。

 

セミナーに行く機会があります。著名な獣医師の講演などに出ると、勉強になることも多いですが、よくわかならない話も多いなと正直感じます。疾病の仕組みや体内免役システムの作動方法、薬の機序など、生産者レベルでここまで知る必要があるのか、疑問に思うこともあります。

 

かつてこういう話を聞いたことがあります。難しい話を難しく話す人は頭が悪い人、難しい話をわかりやすく話す人が本当に頭のいい人だと。

 

難しい話を理解するために、参考文献を紹介されることもありますが、むしろその場で難しい話を簡単に解説してほしいのに、、

 

新聞社では読者層として、小学校5年生以上をターゲットにしているそうです。小学5年生が理解できる表現レベルとは、たとえば「トートバック」はグレーゾーンですが、「手提げ袋」はOKという話です。小学5年生が理解できるレベルに表現を落とし込むことと、内容が浅いことはイコールではありません。わかりやすい表現で、難しい内容を理解させる、これこそ頭のいい人の仕事だと思います。

 

参加者が内容を理解できないのは、参加者のせいでしょうか、あるいはわかりやすく話をできない講師のせいでしょうか。

 

黒木