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嫁さがし

 

養豚関連産業に従事している黒木です。

 

この業界には、他の業界同様、さまざまな課題があります。TPPによる安い豚肉の流入、人口減少による消費減、PEDのような伝染病・疾病、臭気対策、、なかでも後継者の嫁さがしは、深刻な課題といえます。当事者にとっては外的要因より、最大の課題でしょう。

 

そもそもの話として、結婚はするもしないも自由ですが、私は経営者は結婚したほうがいいのではと思っています。その理由は、経営者には経営判断をする局面が頻繁にでてきます。規模の拡大であれば、億単位の借入金が必要ですし、さまざまな交渉事があります。億単位の借金というのは、なかなか度胸がいることです。失敗したら、、融資は返済できるのか、、こういう決断を一人でするのはしんどいことです。このようなときに、パートナーが支えてくれれば、心強いでしょう。もちろん、金融機関やビジネスパートナーが協力してくれるでしょうが、本当の意味で味方になってくれる人は多くはないものです。

 

早くに結婚する後継者も多い業界ですが、適齢期になっても結婚していない後継者もいるでしょう。また、後継者だけでなく、従業員の嫁さがしも課題になっている農場もあるでしょう。農場の福利厚生として、結婚相談所の登録費用を負担する、というのもこれからの人材探しの重要なポイントかもしれません。給料を上げるよりもモチベーションが上がりそうです。また、仲人には逆らえないというのも古今東西の真理かもしれません。農場でのモチベーションアップと、ロイヤリティの確立という意味では、ものすごい効果がありそうです。

 

昔のようにお見合いなどがシステムとして機能していた時代でなくなり、結婚が個人の自由意思に任された結果、なかなか結婚にたどり着かない人も多いようです。個人の自由意思というのは、脆弱なものかもしれません。嫁さがしを経営課題として考える視点も必要でしょう。

 

黒木