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増頭と減頭

養豚関連産業に従事している黒木です。

 

農場のスペースは限られています。母豚100頭の農場であれば、それに合わせた離乳舎、肥育舎のスペースがあります。母豚を増頭すれば、子豚の生産量が増え売り上げも上がりますが、肥育スペースが密飼になり、肺炎など疾病が増えることになります。満員電車に風邪を引いた人が乗り込んだときのことを考えれば、これは容易に想像できます。

 

疾病対策を考えた場合、減頭が推奨されます。母豚100頭規模の農場であれば、90頭程度に減らしてみる。これは売り上げが減るため、勇気のいる経営判断ですが、後のステージで肺炎などによる事故を考えれば、こちらのほうが正解かもしれません。飼育スペースを十分に確保すれば、密飼が解消され、疾病が減り、治療も減ります。

 

減頭は見た目上、売り上げが減るのでなかなか踏み出せないものですが、その後の事故率や治療の手間、コストを考えた場合、検討するに値する経営判断です。ゆったり飼うから、トラブルも少ない、事故による売り上げ減が減り、経済的にも余裕ができる。。

 

多くの経営者がとりづらい減頭という政策は、逆張りの経営方針ですが、ありだと思います。

 

黒木