ベストパフォーマンスはベストチームから

養豚関連産業に従事している黒木です。

 

青山学院大学は駅伝で史上初の3連覇を成し遂げています。原監督の指導が素晴らしいのですが、彼の何が優れているのか、そのことは養豚業ではどのように生かすことができるでしょうか。

 

そもそも大学生の運動能力に大きな差はないようです。陸上でいうウサインボルトのようなスーパースターが何人もいる世界ではないでしょう。よくも悪くも同じレベルの資質の選手達。だからこそ青学以前では3連覇できた大学はなく、それゆえ誰が勝ってもおかしくないから、駅伝があんなに盛り上がるのでしょう。

 

こういう状況下で、原監督は企業での管理方法を学生に活用し、成功したといわれています。いろいろな指導があるようですが、根本にあるのは精神論だと思います。運動能力が同じなら、精神力で上回ったほうが勝つ、ということでしょう。そのため、学生とさまざまな話をして、心の向上に努める。その結果、学生との間に信頼関係ができて、勝負に勝てる人材になっていく。

 

養豚産業における人材も、スーパースターがごろごろいるわけではないでしょう。条件は同じです。であれば、経営陣とスタッフの間の信頼関係が案外重要な成功要因になるように感じます。もちろん、経営のうまい下手はあるでしょう。多産系の導入やらリキッドフィーディングの活用などもパフォーマンスに大きく影響を与えます。しかし、最後の決め手は精神論なのかもしれません。場長とスタッフの間や、スタッフ間での信頼関係が確立されていれば、ベストパフォーマンスを生み出せます。

 

ベストパフォーマンスはベストチームから生まれる、そう思います。

 

 

黒木