薬屋の仕事

養豚関連産業に従事している黒木です。

 

養豚場に出入りする営業の人たちは、普段どのような仕事をしているか、疑問に思ったことはないでしょうか。養豚場では基本肉体労働の作業の対価として、給与が支払われます。それに対し、営業マンは時々きては、茶飲み話をしたり、仕事の話をしたり、しなかったり。。彼らは客と会っている時以外はどのようなことをしているのでしょうか。

 

たとえば薬屋の仕事を例にとると、営業の仕事とは、顧客の課題解決に役立つ情報を提供し、薬というツールを紹介します。これが仕事の中心です。しかし、これ以外にもさまざまな仕事があります。顧客からの要望などを会社に伝えるのも重要な仕事です。このような講師の講演を聞きたい、もっと薬の瓶を改良できないかなど。担当地域の営業だけでなく、マーケティング活動も行っています。

 

仕事の半分は純粋な営業活動ですが、それ以外の内勤業務もあります。具体的には、顧客との面談時の資料用意、勉強会の準備、社内へのテリトリーレポート作成などなど。もちろん、最新情報や海外の情報などを常にインプットするように自習も求められます。

 

これらは平時の業務ですが、これ以外で重要なのが、非常時の対応です。薬の副作用が出た場合、報告・届出の義務があります。このときばかりは、通常の業務を放り出してでも、急ぎ駆けつけ対応し、状況をレポートする必要があります。たまに、営業マンが面談の延期を求めてきた場合、もしかしらこういう活動をしているのかもしれません。

 

また、欠品などがあった場合は、頭を下げに回ることも仕事です。もっとも心苦しい仕事の一つでしょう。

 

営業は花形のように見えるかもしれませんが、案外地味なものです。このような人たちが、養豚産業に関わっています。

 

黒木