交渉事の進め方

養豚関連産業に従事している黒木です。

 

交渉事は1対1が基本です。たとえば取引先との交渉の場合、先方の上司や他部署の人間などがでてくる状況は、まず交渉事のクロージングにほど遠い状況でしょう。自分で判断できないため、様々な立場の人間に同席してもらっている状況はクロージングとはほど遠いと思われます。

 

そうであるのに、さまざまな関係者の数が多くなれば多くなるほど、交渉事が進んでいるかのようにふるまう、あるいは錯覚する人がいます。関係者の数が増えれば増えるほど、解決は遠のきます。交渉の対象者が、先方の様々な利害関係者を説得することができて初めて、交渉はクロージングに近づきます。その状況をつくれなければ、解決は遠のきます。

 

交通事故の示談を例にとれば、1対1で交渉していれば、スムーズに話し合いが行われる可能性が高いでしょう。しかし、ここに親や兄弟、友人など、双方にいろいろな人間が絡んでくるととたんに解決が難しくなります。何事も交渉事は1対1に持ち込まないと成立しづらいでしょう。

 

1対1になっていない状況であれば、まず1対1に持ち込むことがクロージングへの近道です。男女関係でも、みんなで遊んでいるうちは、恋愛関係に進みません。1対1にどう持ち込むか、大人力が試されるシチュエーションです。

 

黒木